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こんなことを言ったところで言い訳にしか聞こえないのは充分に承知しているのだが、この夏(03年)ホームページの改訂が遅れ気味だったのも、疲労のためかめまいがして天井が時計回りに回ったのも、何でもかんでも全部猫のせいである。
本当は動物を飼うなら犬を飼いたいとずっと思っていた。私は犬が大好きで、今でも何とか毎日仕事に行けるのは、職場の近くの久保商店さんのラブラドール犬に「お手、おかわり」をした後、ジャーキーをあげる楽しみに恵まれているからで、自分の実力からするとサボりたい日も多々ある。
なぜ猫を飼う羽目になったのか、ままならないのが人の運命なのかもないが、今現在、猫と暮らしている。しかも2匹だ。
人生とは思いがけない出会いと出来事の積み重ねであり、それが楽しみでもあるから、今では自分の人生の想定でありもしないと思っていたことから得た経験の方が、意外と面白いものだったという新鮮な発見を与えてくれた猫たちに感謝している。
具体的な飼育歴は、今年の6月の最終日あたりに職場に迷い込んだ1匹目(4月生まれ日付不明:長田のノラあがり)を連れて帰り、8月2日に鶴橋タイフェスティバルで目にした2匹目(6月12日生まれ:猫好きな乾物屋さんの子ども)を○小市場まで貰いに行ったので、一頭飼い1ヶ月、二頭飼い(飼育用語?で2匹以上の飼育を多頭飼いという)3ヶ月の合計4ヶ月間である。猫の飼育に関しては全くの若葉マークなので、この4か月間、猫達に振り回され猫達中心の生活を送ってきた。
長田生まれで毛色が珍しいと獣医さんからほめられた三毛猫を「花子」、鶴橋の市場でみんなに愛されていた碧眼の白猫を「雪子」と名付けた。
それから猫のために引っ越しもしたのである。
さて、私はほぼ毎年のようにタイに出かけていたが、ここしばらく訪タイを見合わせていた。いうまでもなくSARS騒動のせいである。
SARSも世間を賑わさなくなり、職場でのうっとおしい噂も醒めてきたので、この夏できればタイに行きたかったのだが、普段なら何の効力もない部長秘書の鶴の一声でやめになった。
曰く、「子猫をおいていくことはできない。」
タイの旧称は「シャム」、シャムといえばシャム猫だ。
シャム犬という顔がくしゃくしゃの犬もいるようだが、世界に名を馳せているのはやはり「シャム猫」だから、猫話もまんざら泰屋倶楽部の趣旨からはずれまい(こじつけ)。犬の話は今のところ王様が出版されたベストセラー、賢い犬「トンデーン」のお話に勝るものはないので、畏れ多くもそちらにおまかせすることにした。余談だが日本タイクラブで行っている火曜日の購読の一冊目が「トンデーン」だった。王様の犬好きは絶対本物だ。文章の端々に王様が犬を大切に思う気持ちがうかがえて楽しかった。王様は本当に情の深い方なのだと実感できた。
それから、「見たまま感じたまま」の親友阪口さんも犬に変わって猫を飼っていらっしゃるようなので猫談義もできるし、丁度いいかもしれない(もう既にグッチ黒猫の名場面は採集してある)。
ということで前置きが長くなったが「猫を飼うということは・・・」という掌編を始めることにする。乞うご期待!にゃにゃにゃにゃにゃん♪
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■部長秘書による脚注
【めまいがして天井が時計回りに回った】
北半球での現象。南半球にいると反時計回りになります(嘘)。部長の観察によると、北向きで寝ころんだ時は時計回り、南向きで寝ころんだ時は時計と反対回りに目が回るらしい。これは耳の器官と地磁気の関係に由来しているのかどうか誰か研究してください。
【今現在、猫と暮らしている】
亭主(=部長秘書)といる時間よりも確実に長い。(そして充実している:部長のコメント)
【花子】
名付け親は部長秘書。三菱製ケータイに搭載されている「アニメっちゃ」というメールソフトに出てくるウサギのキャラクターにちなんでいる。100%部長秘書の好みで付けられた名前。ちなみに部長は「マリー」とか「ローズ」などのガイジン系の名前を考えていたらしい。現在はセーラームーン(実写版)にちなんでセーラーフラワーとも呼ばれている。今では雪子とペアで純日本的ないい名前だと部長も高く評価している。もちろん女の子。
【雪子】
名付け親は部長の友人(手下?)コニタン。全身真っ白で目が氷の結晶のように青いからという単純な理由。ユッキーとかセーラースノーとかも呼ばれたりする。こちらも女の子。
【SARS騒動】
ガイシュツですが、騒動中にもかかわらず果敢に訪タイし、帰国直後に「会社の方針」で自宅待機を食らったツワモノもいます。加えてボーナスは大幅カットされていたらしく、代償はあまりに大きかったと半泣きだったそうです。
【子猫をおいていくことはできない】
アンタ、そりゃそうでしょう。
【王様が出版されたベストセラー】
犬好きのプミポン国王が、王宮に献上された野良の子犬トンデーンの成長、忠誠心に満ちた礼儀正しい性格、そしてその素晴らしい賢さについてお書きになった作品。タイでベストセラーになり、本と共にトンデーンのポロシャツなども売り切れ入手不可能の大ブームが起こった。
【にゃにゃにゃにゃにゃん♪】
最近始まった某CMのマネらしい...。
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