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泰屋倶楽部(たいやくらぶ)は、日本タイクラブの活動の一環として行っているもので、タイの様々な文化・社会活動 ── 宗教、言語、歴史、文学、芸術全般、建築、政治、経済、社会学、福祉活動など、それぞれの方面のエキスパート(「自称」も可)や、それを究めたいという人たちが集うインターネット上のグループです。「タイのこのことなら誰にも負けない!」という方、「タイのこんな面を知ってもらいたい!」という方、「タイのこんなことについてもっと深く知りたい!」という方は是非ともご参加ください。

【お知らせとお詫び】現在、泰屋倶楽部の部長木本は日本語教師としてトルコに派遣されています。このため、当HPの更新作業も滞りがち(というか停止)になっておりますがどうかご了承ください。 


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泰屋倶楽部部長秘書から(2007.1.7)
トルコで部長もやらかした(?)

ここはトルコの中央部、奇岩や地下都市で知られる世界的な観光地カッパドキアに近い幹線道路。
陽もどっぷりと暮れて、昼間大勢の観光客たちを乗せて往来を行き来していたバスもすっかりなくなり、荒涼とした丘陵地をたまに通るのは地元民の車だけです。

2006年、静かな夏の夜──この幹線道路でアミを張るのは地元の警察官たち。仕事とはいえ、車の途絶えたこの場所で検問業務を行うのは退屈そのもの。同僚たちとの世間話も尽きようとしていたその時、遙か彼方から聞こえてきたのは一台の車の音。

彼らはすぐにその音が乗用車のものであることに気付きましたが、その車は地元の車にしても相当のスピードで走行している模様。直感的にこれは久々に獲物が捕れるかもしれない──などとうっすらと考えているうちに、走行音はどんどんと大きくなり、しかも全くスピードを落とす気配も感じられません。やがてヘッドライトが暗闇に現れ、係官が路上に出ていき、懐中電灯を左右に振って停止しろと合図を送ります。

しかし、車はスピードを落とすことなく、こちらに向かってきます。ただならぬ様子に警察官全員に走る緊張感。まぶしいライト。うなりをあげるエンジン音。果たして、その車は係官の制止を振り切り、検問所のパイロンを派手に吹き飛ばし、そのまま逃走するかと思いきや、次の瞬間、急ブレーキを掛けて路肩に停車。爆音そしてパニックブレーキ音の止んだ暗闇に響き渡るは警察官たちの怒号...。

直ちに、自動小銃で武装した十人ほどの警察官が数十メートル先で止まっている乗用車に駆け寄り、日頃の訓練どおり車を取り囲み、中にいる連中に降りるよう大声で命令します。

「何だってこんなところで検問なんかしていやがるんだ!危ないじゃないか!事故になったらどうしてくれるんだ!」

散々悪態をついて車から降りてきたのは一人のトルコ人男性。彼が車を運転していたようですが、その様子から検問所に気付かずにそのまま突破してしまったようです。何だ、ただの民間人か...警察官たちは少しがっかりしたものの、一応取り調べは行わなければなりません。まあまあ話はあちらで聞きましょうと、かんかんに怒っている男を連行しようとした警察官の目に入ったのは、車の中にいたもう一人の人物。どうやら女性のようですが、見たこともない奇妙な民族衣装を着ています。

「どないしたん?」

鮮やかな関西弁とともに運転手とは対照的に落ち着き払って出てきたのは、和服を着た日本人女性。警察官の仕向ける幾多の小銃にも全く動じることなく、理解できない異国の言葉で微笑みながら何か話かけてきます。
まるで宇宙人に遭遇したかのように、自動小銃を抱えたまましばし我を忘れて呆然と立ち尽くす警察官たち。

ここはトルコの中央部、カッパドキアに近い幹線道路。
静かな夏の夜の出来事。
空には満天の星──。

(つづく)

【写真】カッパドキア近郊のキリスト教教会跡にて。雨上がりで虹が地面から立ち上る炎のようでした。


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泰屋」とは、タイにはまり、タイに関してプロ・アマ問わずなにがしかの研究や活動を行っている人を指します。研究者の方はもちろんですが、サラリーマンや主婦、学生の方でも、タイに関する様々な活動を行っていらっしゃる方はみなさん「泰屋」になります。
泰屋」の語源は当倶楽部の親元、赤木攻先生(前大阪外国語大学学長)とそのお仲間達の間で密かに流布していた専門用語(?)です。一人ひとりの社会的スタンスは違っても、ひとたびこうした場に集うと、誰もが肩書きに関係なく「一(いち)泰屋」の精神を大切に集まろうという思いが込められています。こうした一人ひとりの「泰屋」の方々が、あたかも車のタイヤのように日本とタイの交流を牽引していく役割を担えるような活動を目指すのが、この「泰屋倶楽部」の目的です。

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日本タイクラブは、日本とタイの友好親善に寄与せんとする人々の善意と力を結集する場として、1990年11月17日に設立されました。
このクラブは、「タイと私、私とタイ、とにかくタイ」をモットーに、「ナムチャイ・ノーンピー(人間愛)」の精神を大切にするタイ好きの「ゆるやかなネットワーク」づくりをめざしています。より具体的には、タイに対する理解をより深めるとともに、日タイ相互交流の実践に取り組み、それらの諸活動を通して自己啓発と相互親睦を図ってまいります。
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